2010年 02月 15日
2009年8/25(tue) 4日目 トロギール 「聖ロヴロ大聖堂」
“聖ロヴロ大聖堂”
3世紀に殉教した聖ローレンスに捧げられた大聖堂。
13~15世紀にかけて建築されました。
13~15世紀にかけて建築されました。
シンボルとなっている鐘楼は
14世紀に建てられたもの。
しかし、ヴェネツィアの攻撃のあと
少しずつ修復された為
各階の建築様式が違っています。
1階 1422年修復 ゴシック様式
2階 15世紀頃修復 ヴェネツィアン・ゴシック様式
3階 1605年完成 後期ルネッサンス マニエリズム
クロアチアって、色んな国の影響を受けざるを得ない歴史を持った国ですので
こういう様式が混雑する建物が多かったです。
そして、戦争の被害もよく受けているので
どの建物も“古そうに見えるが比較的新しい時代”に建てられたものも多かったです。
まず入り口の彫刻の見事さに
驚かされます
1240年頃に造られた
クロアチアを代表する彫刻家
巨匠ラドヴァンによる
ロマネスク美術の傑作です。
この方、ヴェネチアの
サンマルコ寺院の玄関の
レリーフ製作にも携わった
当時最高峰の彫刻家だった方。
両脇の“アダム&イヴ”
“アダム&イヴ”の足元にはライオンが。
ライオンは当時のヴェネツィアのシンボル。
ライオンは当時のヴェネツィアのシンボル。
「身廊から主祭壇」
中央のアーチには
キリストが描かれた大きな十字架が。
主祭壇の天蓋の2体の彫像は
受胎告知のシーンのもの。
両脇に立っている手前の彫像が
トロギール司教であった
聖イヴァンのもの。
聖イヴァンは無実なのに
弾圧のため、生きながら
鉄網の上での火あぶりの刑になったそうです。
ですので、彫像はその「鉄網」を
手にしています。
フォークみたいなの、わかりますか?
弾圧のため、生きながら
鉄網の上での火あぶりの刑になったそうです。
ですので、彫像はその「鉄網」を
手にしています。
フォークみたいなの、わかりますか?
「聖イヴァン礼拝堂」
その聖イヴァンの柩がある部屋。
その聖イヴァンの柩がある部屋。
コチラの彫刻は
イタリアの彫刻家
ニコラ・フィレンティナッツにて
15世紀に作られたもの。
初期ルネッサンスの傑作です。
大理石の柩が
12使徒に囲まれています。
左:「聖歌隊席」15世紀中ごろの作。
右:「説教壇」
13世紀に製作。これも見事な細工で作られています。
右:「説教壇」
13世紀に製作。これも見事な細工で作られています。
洗礼盤はちょっと変わった形
詳しい事を忘れてしまったのですが
これは時を司る神と言われる
“クロノス”なのです。
トロギールの現地ガイドさんが
これと同じ形をした
金のペンダントトップをされていて
とてもステキでした。
同じものを探したんだけれど
売っていなくて残念だったワ
それではいよいよ
鐘楼の上に昇って行きましょう。
もちろん、徒歩!
でございます
鐘楼の上に昇って行きましょう。
もちろん、徒歩!
でございます
途中にはバルコニーがあり
外を眺める事が出来ます。
上から眺めた“時計塔”
外を眺める事が出来ます。
上から眺めた“時計塔”
左:1階のゴシック様式の窓。
右:2階のヴェネチアン・ゴシック様式の窓。
中から見るとシルエットが美しいですね。
右:2階のヴェネチアン・ゴシック様式の窓。
中から見るとシルエットが美しいですね。
私が最上階にいて
柵のすきまから
もう少しでてっぺんの階下のひろんちゃんに
手をふります
実はひろんちゃんも同じパターンで写真を。
最上階に昇る階段はハシゴの様で
コワイのですが
めんどくさがらずにこういう事は
やっておきましょうね。
柵のすきまから
もう少しでてっぺんの階下のひろんちゃんに
手をふります
実はひろんちゃんも同じパターンで写真を。
最上階に昇る階段はハシゴの様で
コワイのですが
めんどくさがらずにこういう事は
やっておきましょうね。
トロギールの街が一望のもとに!
この日も素晴らしいお天気でしたので
全てが本当に眩しいくらいに輝いていて
綺麗でした
この日も素晴らしいお天気でしたので
全てが本当に眩しいくらいに輝いていて
綺麗でした
鐘楼ですから
当然、鐘があります。
でも勝手につくことは出来ません
当然、鐘があります。
でも勝手につくことは出来ません
この後、バスターミナルに戻る前に地元のスーパーでお水やビールを購入しました。
「底値ではありませんが、ココのスーパーは安いですよ。」
添乗員Tさんのアドバイス通り、なかなかお買い得なお値段でしたので
何日か分をまとめて買っておきました。
by viggo_yoyo_1544
| 2010-02-15 18:23
| 2009年8/22~30 クロアチアの旅